ヴォカリーズとは?
ヴォカリーズの意味は?音楽・楽譜関連の用語辞典です。音楽用語辞典【ヴォカリーズとは?】
ヴォカリーズとは?
ヴォカリーズ
ヴォカリーズ(フランス語 仏語・英語:vocalise、独語:Vokalise)とは、歌詞を伴わない発声練習や歌唱法のことをいい、しばしば1種類以上の母音によって歌われる。ヴォカリーズはフランス語の動詞 vocaliser(声にする、声だけで歌う)の命令形 vocalise に由来している。
ヴォカリーズの起源は18世紀半ばにさかのぼり、ジャン=アントワーヌ・ベラールの編纂した曲集『歌の技芸 ”L”art du chant” 』(1755年)において、声楽技巧の有意義な練習曲として、ジャン=バティスト・リュリ リュリやジャン=フィリップ・ラモー ラモーの歌曲の旋律が歌詞なしで掲載されたのが起こりである。どの練習曲にも、それぞれが提起する技巧的要求について指示が添えられていた。19世紀までにヴォカリーズは、既存の歌曲から旋律を取り出すのではなく、教育的意図から新たに作曲することが通例となった。
【引用元サイト名】Wikipedia
【引用元URL】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
セルゲイ・ラフマニノフの歌曲《ヴォカリーズ》 嬰ハ短調は、1912年に出版された、ソプラノまたはテノールのための《14の歌曲集》作品34の終曲のことである。ソプラノ歌手アントニーナ・ネジダーノヴァに献呈されている。母音「アー」で歌われる溜め息のような旋律と、淡々と和音と対旋律とを奏でていくピアノの伴奏が印象的である。ヴォカリーズの性質上、歌詞はない。ロシア語の制約を受けないためもあって、ラフマニノフの数多ある歌曲の中でも、最も人口に膾炙した1曲となっている。また、さまざまな編成による器楽曲としても広く演奏されている。
ロシア音楽に共通の愁いを含んだ調べは、この作品においては、バロック音楽の特色である「紡ぎ出し動機」の手法によっており、短い動機の畳み掛けによって息の長い旋律が導き出されている。鍵盤楽器による伴奏が、もっぱら和音の連打に徹しながら、時おり対旋律を奏でて、瞬間的なポリフォニーをつくり出しているのも、初期バロックのモノディ様式を思わせる。旋律の紡ぎ出し部分は、ラフマニノフが愛したグレゴリオ聖歌《怒りの日》の歌い出し部分の借用にほかならない。また、拍子の変更こそ散見されるものの、(ロシア五人組の特徴である)不協和音や旋法の多用を斥けて、古典的な明晰な調性 調性感によっている。西欧的な手法や素材を用いながらも民族的な表現を可能たらしめているところに、ラフマニノフの面目躍如を見て取ることが出来る。
【引用元サイト名】Wikipedia
【引用元URL】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
