走れ正直者

リンリンランランソーセージ♪
って事で、1000円拾いました☆
駅で待ち合わせをしている時に一人寂しく道に横たわっている野口英世を発見。そこで天使と悪魔が登場。
天使:「そこに交番があるよ。早く届けようよ!」
悪魔:「1000円あれば何だってできるぜ!お前は今日から億万長者だ!」
天使:「だめだよ!そんな事したら全国のちびっ子が悲しむよ!!」
悪魔:「こんなチャンス滅多にないぜ。そうだ今夜はすき焼きにしよう!!」
天使:「すき焼き!!僕もすき焼きは大好きだよー、食べたいなぁ。」
悪魔:「美味しいぞ~、すき焼き。」
天使:「あー、完全に体が肉モードになっちゃったよ!」
悪魔:「よし決まりだ。すぐにハナマサに行って肉を買おう。」
天使:「うん、そうしよう!・・・あれっ?なるくんがいないよ!!」
悪魔:「あの野郎どこに行きやがった!!」
僕は二人を無視して、野口英世と交番に向かった。お金を渡してすぐ立ち去るつもりだったが、何やら書類を書かなきゃいけないようだ。
「2、3分で終わりますから。」
特に織田裕二に似ていないお巡りさんが言った。待ち合わせの時間まであと5分。僕は名前やら住所を紙に書いた。
「マンション名は?」
「ご職業は?」
「好きな異性のタイプは?」
むむむ・・・俺が悪い事をしたような気になってきた。
全ての質問にYES・NOで答えて解放された時はすでに待ち合わせ時間を5分もオーバーしていた。特に織田裕二に似てないお巡りさんのウソつきー!!体は肉モードになってるし・・・
ま、いいか。何かちょっと気分も良いし、今夜はお祝いだな。
駅に戻ると天使と悪魔がまた口論している。
僕は二人に声をかけた。
なる:「今夜はすき焼きだよー☆」
天使・悪魔「うほほーい!!」


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