お母さんは魔法使い

待ちに待った夏が来ました。
ケンちゃんはプールが大好き。
プールと言ってもまだ小さなケンちゃん。庭に設けられたケンちゃん専用プライベートプール、いわゆるビニールプールだ。
監視員はお母さん。
水と戯れるケンちゃんを温かく見守っている。
「ケンちゃん、そろそろお昼寝の時間ですよ。」
もう少し遊びたかったケンちゃん、少しガッカリした表情でプールを出る。
その時です、、
『うわぁ~ん!!』
プールの端っこに足をひっかけて、ケンちゃんは転んでしまいました。驚いたのと痛いのとでケンちゃんは泣き出してしまいました。
『うわぁ~ん!!』
お母さんがケンちゃんに言いました。
「ケンちゃんは男の子だから、泣いたりしないもんね?」
『うわぁ~ん!!』
まだ泣き止みません。
お母さんがケンちゃんに言いました。
「泣いてる子には美味しいおやつあげないよ?」
『うわぁ~ん!!』
まだまだ泣き止みません。
お母さんがケンちゃんに言いました。
「そんなに泣いたらお母さんも泣いちゃうよ?」
『うわぁ~ん!うわぁ~ん!!』
やっぱり泣き止みません。
お母さんがケンちゃんに言いました。
「じゃ、お母さんがケンちゃんに魔法をかけてあげる。内緒よ、お母さん魔法使いなの。痛くなくなる魔法よ。い~い?」
『ひっく・・・うぅ、、』
お母さんがケンちゃんに魔法をかけます・・・
「痛いの痛いの、、
どんだけぇぇ~~!!」
『うわぁ~ん!!』
頑張れ、ケンちゃん。
--おわり–


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コメント

  1. えみ より:

    なるさんお久しぶりです☆彡元気ですか~??
    はじめ読んでて、何かの物語なのかと思ったら‥オチは私の大好きなオカマじゃないですかぁ!!!笑
    どんだけぇ~~~(^3^)↑↑

  2. なる より:

    えみちゃん>
    お久しぶりです、僕はバリバリ元気ですよー。物語気に入ってくれた?将来、絵本にしようと思ってさ(笑)。次の作品は『1杯の生中』です。
    で、オカマ好きなの??俺も最近オカマが気になっててねー。今度新宿二丁目辺りで会うかもね♪
    って、どんだけぇぇ~~!!

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