2004.11.28 新宿ウルガ 『SYNERGY POWER vol.5』
悪者:「わははははー、この地球は我々が支配するぞー」
一般人:「きゃー、助けてー」
「待てー!!」
悪者:「むむむ!何者だ!!」
何者1:「そら壱レンジャー レッド!!」
何者2:「そら壱レンジャー ブルー!!」
何者3:「そら壱レンジャー ピンク!!」
何者4:「そら壱レンジャー ネクタイ!!」
レッド:「おい!何でネクタイやねん!!」
ブルー:「今日はシャツを揃えて戦うんじゃないのか!」
ピンク:「そうよそうよ(半泣き)!」
ネクタイ:「俺、シナジーTシャツ買ってないや。」
全員:「ばびーん!」
「SYNERGY POWER vol.5 in 新宿URGA」
回を増すごとにバンド数が増えるシナジーパワー。今回は12バンド。
そして僕らの集合は朝、、運動会みたいだ、、
このライブで“そら壱”はアルバム『ショーマンシップ』を発表する。
この日に間に合わせようと小泉首相クラスのスケジュールでCD作成をしたのだ!
完成したCDを手に僕は新宿を目指す。
この紙袋に入っているのはただのCDじゃない、僕らの努力の結晶なんだ。
創り出したものが「カタチ」になる、とても嬉しい。
たくさんの人に聴いてもらいたい。たいした録音技術も無いので良い音質とは言えないが、込めた想いはスゴイんです。だから皆に聴いてもらいたいのだ。
CD作成にご協力頂いた“Hi☆Rock・さんべっち・溝口さん”ありがとうございました!
また、これまで支えて頂いた皆様、ありがとうございました!!
今後も“そら壱”をよろしくお願い致します。
で、肝心のシナジーパワーは、、
今回のシナジーで“Propella-Shaft(以下、プロペラさん)が解散するのだ。
“プロペラさん”にはヒジョーにお世話になった。主催のイベントにも毎回出させてもらったのだ。
メンバーさんは気さくな良い人でねー、これが。
また演奏が上手くてねー、いつもジェラシーな眼差しで僕は彼らを見ていたのだ。
解散は寂しいけれど、最後に同じステージに立てて良かった。
彼らの最後の演奏は素晴らしくグッとくるものがあった(涙)。感動した。
改めて、音楽は良いなぁと。
“Propella-Shaft”は素晴らしいバンドだと。
彼らの今後が楽しみである。僕も負けずに頑張ろう。
で、“そら壱”は、、 1人を除いてシナジーTシャツに身を包み、たくさんのお客さんに見守られてのハッスル。
タカアキがステージ上を転げ回ってまたハッスル。
タモリのモノマネをするが小道具のグラサンを見失ってハッスルダウン。
特別ゲストの“中村さん”を加えてハッスルアゲイン。
最後の「マイナスプラス」ではお客さんも一緒にハッスルジャンプ。
楽しかった。みんな温かい、いつもありがとう。
最後に僕は“H-kid's”で再登場。
総帥“わくちん”も楽しんでるようだ、口元が緩んでより顔がロングになっている。
そんな“わくちん”はもうすぐ日本を離れるのだ。
「これでしばらく“わくちん”と一緒に演奏する事はなくなるんだなぁ~」
僕は演奏中にふとそんな事を思った。そして、今をしっかり楽しもうと思った。
僕が音楽をやっているのは“わくちん”のお陰なのだ。
恩返しをしたいがお世話になりっぱなしである。
だから、せめて僕はここで精一杯の努力をしよう。
日本に帰ってきた“わくちん”がびっくりして耳を大きくするくらい、イカシタ男になろう。
そう決意した、シナジーパワー。
文:なる