作家のサッカーチーム

この白と黒のまだらの球体に一体何が詰まっているというのか?
大の大人が夢中になって追いかける理由は一体どこにあるのか?
私はそんな取り止めのないことを考えながら、全力でその球体を蹴り上げた。

ぎくり

地獄から響いてくるような今までに聞いたことのない音を私は耳にした。

どくん

緊張と共に痛みが全身を駆け巡り、私は地球にキスをした。
体が動かない、これが怪我というものなのか・・・

そして、私は文字通りサッカーから足を洗った。
~おわり~

ふぅ、、
キッズのみんな!ボールは友達だから怖くはないけど、怪我は怖いから準備体操は念入りにね!!

さて、2010年も読書に励んでいきたいと思います。年末・年始にかけて読んだ本をご紹介するザンス。

■つむじ風食堂の夜(吉田篤弘)
つむじ風食堂

吉田さんの作品はお初。ページ数が少ないのであっという間に読めちゃいます。食堂に集まる面々を描いた内容で、ほんわか・ほんのりと進んでいくストーリーです。山も谷もないのですが、何だかホッとする作品でした。詩を読んでいるかのような綺麗な文体でした。

■神様からひと言(荻原浩)
神様からひと言

もう荻原さんの作品は全部読むしかないと開き直っております(笑)。さて、この本に登場する主人公は結構自分とリンクする部分が多くてビビリました。Gibson J-45を衝動買いしたり、アメ横の中田商店でジャケットを買ったりとか。内容もコミカルで楽しく読めました、さすがっす。

■スノープリンス( 小山薫堂)
スノープリンス

今映画でもやってる作品ですね。知り合いの子供が唐突にこの本を貸してくれました(笑)。帰京する名古屋駅ホーム&新幹線内で読み終えました。たぶん子供用に書かれているので字も大きく読みやすいですw
世界名作劇場に登場しそうな貧乏な男の子と裕福な女の子を描いた内容。あまりに切ないのでホームでちょっと泣きそうになりました。やっぱ子供にオススメです、この主人公のように素直に育ってほしいものです。

ということで、2009年は15冊の本を読みました。5月に読書に目覚めて15冊だから、1ヶ月2冊くらいのペースですね。遅っ!
ま、通勤電車の中でしか読まないのでそんなもんすかね?
今年も地味にシコシコ読んでいきたいと思います、はい。


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