先日、初めて日本舞踊を観てきました。
お友達が日本舞踊をやっておりまして、今回出演されると。
で、「こんな機会はめったにないぜー」ということで、かなりビビりながらではありましたが行って参りました。
場所は国立劇場。
日本舞踊以外にも歌舞伎などの伝統芸能が上演される由緒ある劇場です。もちろん初めて行きました。ココに出演するなんてスゴイですよね、ゴイスー。
まず、日本舞踊を観に行くにあたって悩んだのが服装です。どんな格好で行ったらいいのやら・・・
やっぱ、、ジャージはダメだよねぇ?
かと言ってスーツで行くのもなぁと思いまして、とりあえずジーパンはやめようという事になりました。
残念な僕はジーパンしか持っていなかったので、この機会に黒いズボンを購入。ちょっとタイトなズボンなので、
これ以上、太れません(´□`。)
で、襟付きの方が良いと思ったので黒めのポロシャツにしました。
これでOK。どこから見ても呉服屋の若大将です(どの辺が?)。
次の難関は楽屋訪問です。
「是非楽屋にお越し下さい」と言われていたので、国立劇場の裏の楽屋入口を目指しました。
開演前ということで、楽屋入口では大勢の人が忙しそうにしている。とりあえずクツを脱いでスリッパを履いて、
そして僕は途方に暮れる・・・
「この先どうすればいいんだ・・・」
幸い今回は友達と二人で来ていたので、勇気も2倍。入口のおじさんに声をかけて迷える子羊達の向かうべき道を指示してもらったのです。
僕一人だったら完全に心が折れて引き返しているところでしたよ。で、きっと帰り際にこんな言い訳メールを送るんです・・
「楽屋行こうと思ったらさー、みんな忙しそうにしてたからさー、なんか悪いなーと思ってさー、今回は遠慮しといたよー、ごめんねー」
みたいな。ほんと小心者やからなぁ、、僕チン。アラサーなのになぁ。
そんなこんなで楽屋訪問も無事に済ませ、難関を見事クリアー。粗相(そそう)があってはいけないと、いつもの倍くらい好青年の振りをしました(*゚ー゚)ヤレバデキルコ
で、初めて生で日本舞踊を観させて頂きました。
三味線とか笛とか太鼓とかの演奏チームと、唄というか物語を語る(?)チームと、踊るチームで構成されておりました。
おそらくマイクとかで音は拾わず、全て生の音・声だったと思います。クラシックとかと同じですね。ので、観る側も音を立てないようにしないといけないので、ちょいと緊張しました。
で、舞台のセットが凄くて、演目が変わる度に毎回変わっていました。大掛かりなセットを転換の短い時間でで組み上げるのがすごかったです、なんかドリフを思い出しました(すみません、汗)。
お友達も見事な踊りっぷりでした。こんな一面があるんやなぁ~とシミジミ観させて頂きました。きっと稽古とか大変なんだろうなと、綺麗な舞の向こう側に見え隠れする「努力」に拍手を贈りました。
「かずきぃ~!」
何やら時折お客側から声が上がります。どうも演者さんの名前を呼んでいるようです。僕らがライブで「たみおー」って呼ぶのとは明らかに質が違います。
演技・演奏の邪魔にならないように、絶妙なタイミングで叫ぶのです。
「かずきぃ~!」
若干語尾が上がり気味で。
何か踊り・所作がすごかったり、台詞を言い終わったタイミングで言っているようです。日本舞踊にそういう文化があるんでしょうね。
で、名前以外にも「待ってましたぁ」とか言う人もいて、「ああ、名前以外でも良いんだなぁ」と思っていると、思いがけない言葉が耳に飛び込んできました。
「いいカタチ!!」
い、いいカタチ??
演者さんが柱に手を置いてスッと立っているシーンでおじさんが叫んだのです。
これには会場がザワザワしました、僕もザワザワしました。
おじさんにとってよっぽど綺麗なカタチだったんでしょうね。これには思わずニンマリしてしまいました。あと一週間くらいはこの「いいカタチ!」で楽しい気分になれそうです。
日本舞踊の後は五反田の「ごっつい」でお好み焼きを食べました。
うまいわー、すじ塩・もやし・モダン焼きがオススメです。
お好み焼きにも伝統あり☆
やっぱ伝統は守っていかないといけないですね~。今回は日本舞踊を観て伝統を体感することができました。貴重な経験でした。
最後に「なぞかけ」をして終わりたいと思います。
日本舞踊とかけまして、
夜の道と解く。
(その心は!!)
どちらもデントウがあるから先が明るいでしょう
お後がよろしいようで。
コメント
よ!いいカタチー!
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